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詰め物が取れた!歯医者に行くまでに「やってはいけないこと」3選

2026.01.06

こんにちは。江東区亀戸にある、亀戸アイリス歯科です。今回は詰め物に関するブログです。ぜひご一読ください。
みなさん、食事中や歯磨き中、あるいは何気ない瞬間に「ポロッ」と詰め物が取れてしまった経験はありませんか? 「痛みがないから」「忙しいから」と、ついつい後回しにしてしまいがちですが、詰め物が取れた後の歯は、私たちが想像している以上にデリケートで無防備な状態です。
実は、受診するまでの数日間の過ごし方次第で、「そのまま付け直して終わるはずだった治療」が「神経を抜く大きな治療」に変わってしまうこともあるのです。
今回は、詰め物が取れた際に、お口の健康を守るために「絶対にやってはいけないこと」を3つのポイントに絞って詳しく解説します。

市販の「瞬間接着剤」で自分で付け直す

これが最もやってはいけない、かつリスクの大きい行動です。「見た目が気になるから」「明日大事な予定があるから」と、ご家庭にある瞬間接着剤で詰め物をくっつけてしまう方がいらっしゃいますが、これは非常に危険です。

細菌を密封してしまうリスク

歯科医院で詰め物をする際は、専用の薬剤で歯の表面を徹底的に殺菌・消毒し、乾燥させてから接着します。しかし、ご家庭でそのまま付けてしまうと、歯と詰め物の間に無数の細菌を封じ込めることになります。その結果、詰め物の中で虫歯が一気に進行し、激痛を引き起こす原因となります。

噛み合わせが狂い、他の歯を痛める

歯科の接着剤は、ミクロン単位の厚みまで計算されています。市販の接着剤で厚みが出てしまうと、噛み合わせが0.1mm単位でズレてしまいます。そのわずかなズレが、特定の歯に過剰な負担をかけ、歯の根を破折(割れる)させたり、顎関節症を引き起こしたりすることもあります。

歯を削る量が増えてしまう

一度強力な接着剤で付けてしまうと、歯科医院でそれを除去するのは非常に困難です。無理に剥がそうとするとご自身の歯まで欠けてしまったり、接着剤を削り取るために健康な歯をさらに削らなければならなくなったりと、デメリットしかありません。

「痛くないから」と長期間放置する

詰め物が取れても痛くない場合、「今度時間ができたら行こう」と数週間、数ヶ月放置してしまう方がいます。しかし、痛みがないのは「神経がまだ生きていて、反応していないだけ」かもしれません。

歯が欠ける・割れる原因

詰め物が入っている歯は、いわば「中心が空洞の建物」のような状態です。本来、詰め物がその強度を補っていますが、それがなくなると残された自分の歯の壁は非常に脆くなります。放置して食事を続けることで、ある日突然、歯の根元からバキッと割れてしまうことがあります。根元から割れてしまうと、多くの場合「抜歯」しか選択肢がなくなります。

歯の移動(歯列の乱れ)

歯は、常に隣の歯や噛み合う歯と押し合ってバランスを保っています。詰め物が取れて隙間ができると、隣の歯がその隙間に倒れ込んできたり、噛み合っていた反対側の歯が伸びてきたりします。わずか数週間の放置でも歯が動いてしまい、取れた詰め物が二度と合わなくなってしまうケースは少なくありません。

取れた側の歯で「ガリガリ」噛む

詰め物が取れた後の穴には、象牙質(ぞうげしつ)という柔らかい組織が露出しています。

エナメル質がないため虫歯になりやすい

歯の表面を覆う硬いエナメル質がない状態なので、酸に弱く、非常に虫歯が進みやすい状態です。特に、穴に食べカスが詰まったままにすると、中で一気に虫歯菌が増殖します。

神経へのダメージ

象牙質には神経へとつながる細い管が無数に通っています。そこへ直接、冷たいもの・熱いもの、あるいは食べカスによる刺激が伝わり続けると、神経が炎症を起こす「歯髄炎(しずいえん)」になります。放置すると、何もしなくてもズキズキと激しく痛み出すようになります。

もし詰め物が取れてしまったら?(正しい応急処置)

取れたものは捨てずに保管する

変形や破損がなく、中の虫歯もなければ、そのまま歯科専用の接着剤で付け直すことができる場合があります。水洗いして、小さな容器やジップ付きの袋に入れて持参してください。
※ティッシュに包むと、ご家族がゴミと間違えて捨ててしまうケースが多いため注意です!

丁寧に歯磨きをして清潔に保つ

食べカスが詰まったままにならないよう、食後は優しくうがいをし、取れた部分は毛先の柔らかいブラシで丁寧に汚れを落としてください。

できるだけ早くお電話くださ

「痛くないから急ぎではない」と判断せず、まずは状況をお伝えください。当院では急なトラブルにも可能な限り対応いたします。

まとめ

詰め物が取れるのには、単なる接着剤の劣化だけでなく、「隠れ虫歯」や「噛み合わせの変化」など、必ず原因があります。そのまま放置せず、早めに適切な処置を受けることが、結果として「一番安く、一番短期間で、自分の歯を長く残す」ことにつながります。もし詰め物が取れてしまったら、どうぞお気軽にご相談くださいね。

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