アイリス歯科からのニュース

2021.05.11更新

■悪い歯並びとは?

歯並びが悪いことを歯科用語で「不正咬合」といいます。不正咬合には、いろいろな種類があります。なかでも歯が前に飛び出ている出っ歯は、日本人に多い不正咬合です。

歯並びが悪いと、「見た目がよくない」「食べ物を咀嚼しにくい」という問題のほか、全身のバランスにも影響が出て、肩こりや頭痛の慢性化や顎関節症にもつながります。口呼吸になりやすく、むし歯や歯周病、細菌やウイルスなどによる感染症のリスクが高まります。

<悪い歯並びの種類>

  • 受け口…下の顎が、上の顎よりも前へ出ている状態。
  • 開咬…前歯が閉じない、もしくは閉じるのに力が要る状態。
  • 交叉咬合…上の歯と下の歯の噛み合い方がバラバラに食い違っている状態。
  • 叢生…歯並びがデコボコになっている状態。
  • すきっ歯…前歯などの歯のすき間が広くて目立つ状態。
  • 出っ歯…上の前歯が前方へ飛び出ている状態。

■出っ歯(上顎前突)

出っ歯のイラスト

出っ歯は、上の前歯は前に飛び出ている不正咬合のことですが、大きく分けて2タイプあります。

  • (1)前歯が前方に傾いている、歯だけに原因があるタイプ。
  • (2)下顎が全体的に前に飛び出ている、骨格に原因があるタイプ。

出っ歯といっても、1と2とでは治療法が異なります。
1の歯だけに原因がある出っ歯の場合は、部分矯正やマウスピース矯正だけでも治せる可能性があります。
2の、骨に原因がある出っ歯の場合は、下顎の骨の一部を切除する外科手術が必要になることがあります。
いずれにしても出っ歯の治療は、大きく歯を後方へ移動させなければならないため、そのスペースを作るために抜歯を伴う治療になるケースが多いといえます。

 

■大人の出っ歯の矯正治療

出っ歯の治療は、大人と子どもで異なります。大人の矯正は、永久歯が生えかわった12歳くらいからが対象です。

●ワイヤー+ブラケットの「表側矯正」

一般的に歯列矯正といわれればイメージされる表側矯正ですが、金属製の矯正装置を歯の表側につけるので目立ちます。しかしながら歯を大きく動かす難しい治療にも向いているため、重度の出っ歯にも対応しやすい治療法です。

●目立たない装置を使う「ホワイトワイヤー矯正」

目立つ銀色の矯正装置に抵抗がある場合は、白くコーティングされていて歯の色に溶け込むホワイトワイヤーや、透明のクリアブラケット、セラミック製の白いブラケットがおすすめです。矯正力は表側矯正そのままで、目立ちにくいのが魅力です。

●マウスピース矯正

出っ歯の矯正は、歯を後ろに引っ込めるため大掛かりな治療になるケースが多いのが特徴です。
けれども、前歯だけが極端に前に傾斜しているような、歯に原因がある出っ歯の矯正なら、透明で目立たないマウスピース矯正でも治療が可能です。

●マウスピースとワイヤーを併用する矯正

歯を後方へ大きく移動させなければならない出っ歯の場合、ワイヤー+ブラケットの矯正で後退させてマウスピースで歯並びを整えるという、2種類の矯正装置を併用して、それぞれの得意分野を活かす方法で治療します。

●歯の裏側に装置をつける「裏側矯正」

「目立つ矯正は嫌!」「人前に出る職業なので目立つ矯正ができない」という場合は、歯の裏側にワイヤー+ブラケットを取り付ける裏側矯正がおすすめです。
正面からは、よほど大きな口を開けることがない限り、矯正装置をつけていることがわからないほどです。

●小さいネジを固定源にする「インプラント矯正」

重度の出っ歯の治療であっても、インプラント矯正なら「手術なし」で可能です。
インプラント矯正は、歯科矯正用アンカースクリューといわれるごく小さなネジを奥歯の歯茎に埋め込んで、歯を引っ張る固定源にする矯正法です。
あらかじめアンカースクリューを歯茎に埋め込む処置を行う必要がありますが、「抜歯処置よりも負担が少ない」と説明する歯科医がいるほどの簡単な処置です。

●手術を伴う「外科的矯正」

上顎が全体的に前に飛び出ている「口ゴボ」といわれる状態の出っ歯は、外科手術が必要になることがあります。
骨の一部を切除して下顎を後退させるため、フェイスラインがすっきりします。見た目の劇的な変化が期待できるのは外科的矯正の最大ともいえるメリットです。
ただし手術を伴うため、その覚悟が必要です。また、手術前後にワイヤー+ブラケットでの矯正で歯並びを整えますが、手術後を想定した準備としての治療になるため、一時的に歯並びがガタガタになることがあります。

■子どもの出っ歯の矯正治療

子どもの出っ歯は、遺伝的な要因が多いことから、「大人になったら自然に治るのでは?」と期待していても残念ながら、ほぼ無理です。
お子さんの出っ歯が気になったら、できるだけ小さい子どもの頃から小児矯正歯科で相談しましょう。
子ども時代から矯正を始めると、たくさんのメリットがあります。そのひとつが、抜歯を避けられるなど、体に負担が少ない治療が可能になることです。
お子さんの歯並びに悪い舌癖や生活習慣の改善を図り、健やかに正しく顎や歯が成長するように促す治療も受けられます。
お子さん一人ひとりに合った的確なタイミングで矯正治療を開始できるよう、早い段階から歯科へ定期検診に連れていってあげてください。
最初は、親御さんの歯の治療に一緒に連れくるだけでもいいのです。お子さんが歯医者の雰囲気に慣れるようにするだけでも、歯医者デビューのための大切なトレーニングになります。

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投稿者: アイリス歯科

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